kupuの療育
集団療育(ひとクラス5名前後の小集団)・個別療育 の両方を行っています
集団療育の意味とは・・
個別療育は、「対おとな」との関わりとなり、落ち着いて課題に取り組める良さがあります。
おとなが子どもの気持ちを汲んだ対応をとることで、スムーズにコミュニケーションがとれます。
しかし、受け身の関わりとなりがちです。
では、子ども同士ではどうでしょうか?
嫌な気持ちがしたり、腹がたったり、友達のやっていることが楽しそうに感じたり・・・
「イヤ」「ありがとう」「かして」「見せて」「おしえてあげよう」など、自発的な気持ちを感じるのは
やはり、子ども同士の関わりがあるからこそ・・なのです。
その気持ちがあってこそ、「関わり」が成立していきます。
大きな集団では出せない気持ちも、小さな集団では出しやすい!
kupuでは、そういった子ども同士の“育ち”も大切に、小集団療育を行い、
さらに、はさみの操作や指先の練習、学習面など、個別での伸びが期待できることは「個別療育」の
時間を設け取り組む、「小集団療育 と 個別療育」の両方をバランスよく取り入れた活動を行います。
小集団療育
・社会性、コミュニケーション能力
友達との関わりで、ルール、協力、順番、感情の表し方などを体験しながら学びます。
集団が苦手なお子様も、個々に合わせた支援で経験を積み重ねます。
・SOS
困った時、それを伝えることができる・できない では次のステップが大きく違います。
先生や友達に伝える方法を知り、経験を積み重ねます。
・戸外活動
kupuの大きな特徴のひとつ! 戸外での運動です。kupuは大きな公園まで歩いてすぐ!小高い山もあります。
この環境を生かして、お散歩をしたり、思いっきり走るゲームをしたり、木の実をとったり、斜面を上り下りしたり
様々な楽しい戸外活動での療育を行います。大きな筋肉を動かし、ボディイメージの発達を促します。
※ ボディイメージとは・・例えば狭いところや低い所を通る時、からだの向きを工夫したり、かがんだりし
どうすればいいか、無意識に体が動きます。そのような、体のイメージを持つこと。
不器用さが見られるのも、このボディイメージが関係してきます。
外に出る機会に、人と同じペースで一緒に歩く経験を積みます。これは、小学校に行ってからもとても大切で、
道路の横断などの交通ルールも経験を通して、学んでいきます。
季節を感じる・・緑豊かな公園で、花・どんぐりを集めたり、暑さ、寒さを肌で感じそれに応じた服装調節を自分で気づけるよう促します
個別療育
指先の練習、着替え、鉛筆、はさみ、数の概念、SST(ソーシャルスキルトレーニング)など個人に合わせた課題を行います。
その他、お子様の様子やご家族とご相談の上、必要と判断した内容
音楽療育
2024年4月より音楽療育の専門家による支援が始まります。それぞれの子どもが発する「音」の全てを
その子の表現として受け止め、音を使いながらコミュニケーションスキルを育みます。
子どもの発する「声」「音」「リズム」をもとにして、言語・非言語に関わらず、様々な感情の表現を
子ども自身が探求できるように支援をします。
お楽しみ活動
子どもの様子に合わせ、調理活動や季節の行事などを行います。
食事(給食・お弁当)
給食やお弁当、おやつの時間では、「座って食べる」「こぼしたら片づける」など、食事のルールや
食具(スプーン、お箸)の持ち方、食べ物へのこだわりなど、食事に関する支援を行います。
〇支援の方向性
できることを増やしていくというのは、kupuの療育の目標です。
ただし、そこに至る過程としては、苦手なことだけに焦点を絞る支援ではなく
得意なこと、好きなことを伸ばし 自信をつけ、スモールステップで
チャレンジしていくという「底上げ」の療育を目指しています。
「今」だけではなく、将来に向けて幼児期にできることを意識した療育が大切と考えています。
不思議なことに自信が持てることがあると、少し苦手と感じることも自然とついてくるものです。
ストレスをためずにいることは、安定した生活の近道と考えています。
〇形態
親子分離型ですが、下記の通りに例外があります。
①入園して慣れるまでの間(ご相談をしながら勧めていきます)
〇お子様に合わせ療育時間を延ばしていきます
(お子様がkupu に慣れるまで短時間療育を行います)
②お子さまの様子に応じて必要と判断した場合
※ 指導室の様子をいつでもご覧いただけるように、扉はスモーク貼りになっています。
また、保護者休憩室(和室)もご用意しておりますので、療育中の待機も可能です。